こんにちは、謎解き大好き那古野みあです!
リアル体験型の脱出ゲームも面白いですが、最近ではボードゲームでも脱出できちゃうのが嬉しいですね。
以前とあるボドゲカフェのオープンイベントで遊んだEXIT、小さな箱に色んな仕掛けがギュッと詰まっていて楽しかったんですよね~!
みんなでワイワイ机を囲んで、あ~でもないこ~でもないと頭を捻らせてました。
他にもボードゲームで謎解きや脱出が出来るものは無いかな?と探したところ、目に留まったのが「ダークストーリー」です。
ビックカメラのボドゲコーナーにあったのですが、箱のイラストが綺麗で目を惹いたんですよね!
開けてみると、中身は封筒型の箱。
どうやら、シリーズ物のようですが、単品でも楽しめるようで。
実際に遊んでみると、リアル体験を重視しているようなギミックがあってとっても面白かったです。
今回は、そのダークストーリーを遊んだ感想を紹介していきたいと思います。
一応ネタバレには配慮しますが、気を付けてください。
少し危ういかなと思う箇所は文字の色を反転しておきました。
ダークストーリーのあらすじ
プレイヤーは精神科医のダーク医師となって遊びます。
ほんの数日前、君は精神病院の主任精神科医だった。
しかし実験の1つが失敗し、数人の患者が病院から脱走して君の実験を危険にさらしたとき、一夜にしてすべてが変わってしまった。
君は逃亡しなければならなかったが、そう遠くまで行くことはできなかった——警察に拘束され、警察署に連行されたのだ。
奴らが君を死ぬまで閉じ込める前に、君は直ちに脱出する手段を見つけなければならない。
公式より
主人公であるダーク医師は善人というより、少し怪しげな人物のようです。
前作含め、「療養所からの脱出シリーズ」を遊ぶともっとキャラクターについても知れるそうです。
とにもかくにも、閉じ込められたら脱出するしかないので!脱出します!
所要時間は1時間以上
ゲームの説明には所要時間は60分~90分と記載されていました。
私は、90分しっかりかかりました。
それも、ヒントを使っておきながら。
一人でじっくり取り組んだせいもあるかもしれません。
脳みそが足りなかった……!
ヒントに関しては、詰まった時には使うように推奨されているので、絶対無理!って思ったらどんどん使っていっていいと思います。
その時にはクリアタイムにプラスしていくように指示もありました。
はじめから難しい!
最初の謎が一番難しく感じました。
というのも、元々は外国語で出来たゲームを翻訳しているせいなのか、文章の指示が分かりにくかったのです。
私の文章能力が低いせいも考えられますが……。
やるべきことは分かるのですが、細かな向きや順番をどう合わせたら良いのかわからず、はじめから30分かかったあげくにヒントを見ました。
ヒントになるイラストも綺麗でリアル指向なのですが、ちょっと分かりづらく感じちゃいました。
もし、万が一私のように詰まった方がいた場合のヒントを下に書きました。(反転してください)
イラストが凹なら凸を作る。鍵の頭は右側にして、凸を上に。
やるべきことが分かってるのに、実行できない時が一番悔しい!!
封筒を開いて開いて
この謎解きゲームでおしゃれなのは、謎の問題文やストーリー全部が封筒に収まっていること。
謎を解いて、少し厚みのある正方形の箱(封筒)を展開していくことで、次のストーリーに進めます。
つまり、広げれば大きな紙になります。
この折りたたみ方式がおしゃれだな~と感じました。
普通に本で作る方が簡単だろうに!
でもそのおかげで、「今見たくなかった先の展開をうっかり読んでしまった」という悲劇が起きないので嬉しいデザインです。
五感の内3つを使う
「リアル体験」で嬉しく思ったのは、五感のうち3つを使うことです。
視覚は普通に使うのだけれど、普段行っているリアル型脱出ゲームではあまり使わない嗅覚を使えたのが非常に嬉しかったです。
見事に外しましたが。
最初の予想からガッツリ間違っていたので、自分を信用できなくなりました。
あと触覚?と言っていいのか分からないのですが、それを使う機会もありました。
ぶっちゃけ、必要なものにはかり(料理用がちょうどいい)って書いておくべきなんじゃないかと思ったり。
道具ないとちょっと難しいのでは、ヒント見るしかないのでは?と思ってしまう瞬間がありました。
そのためのヒントなのか、他に方法思いついてないだけかな。
でも、こういった卓上の謎解きでリアル体験できるのは本当に嬉しいし、物語に入りこめてる感じや現実との境界が近づく感じがするのですごく好きです。
いいぞもっとやれ。
繰り返し遊べる優しい設計
この謎解き、めちゃくちゃ優しいのが、繰り返し遊べるようになってるんです。
つまり、布教ができる。
これって本当にすごいと思うんですよ。
今までに遊んだ、謎解きとか脱出系のボードゲームとか本って、切ったり貼ったりして、クリア後はニューゲームが出来ない仕様になってるんですね。
もちろん、その分あっと驚く大胆なギミックも出来るし、たくさん売れた方が制作者もニッコリで良いと思うのです。
でも、このゲームの最後に、他の友人にも遊ばせてみよう!最初の状態に復帰するためにはこう折ってね!あ、でもネタバレはしないであげてね!って書いてあって。
なんて優しいんだ!とほっこりしました。
ちなみに、ヒントや答え合わせは切り取り線をめくって確認するようになってます。
力入れすぎると、本体から外れてしまうので、他の人にも遊んでほしいときは気を付けた方が良いです。
一人でもみんなでも
卓上のボードゲームの新たな面白さに気づけて良かったです。
一人でのんびりできるのも良いですね。
もちろん、複数人で囲んでにぎやかに謎解きするのも盛り上がっていいと思います。
ぜひ、ダークストーリーだけでなく療養所シリーズ、もしくはEXITシリーズ遊んでみてはいかがでしょうか。